今回取り扱う問題は2015年茨城大学の工学部で出題された問2の小問集合からの問題です。
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それではさっそくやっていきましょう。
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問題文
これから先は解説になります。
自力で解いてみたい方は、ここでいったんストップして挑戦してみてください。
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本問題を解く上での考え方・ポイント
$400$をまず$20^2$と見るのがポイントです。
そうすると、$21$から$20$を作りたいなと考えると思います。
では、$21$を$(20+1)$と見てみましょう。
そうすると、$21^{2015}=(20+1)^{2015}$となり、二項定理より展開することができます。
$(a+b)^n = _nC_0a^n b^0+_nC_1a^{n-1} b^1+\cdots + _nC_na^0 b^n$
$\Leftrightarrow$ $(a+b)^n =\sum\limits_{r=0}^n$ $_nC_ra^{n-r} b^r$
解答・解説
解答
$21^{2015}=(20+1)^{2015}$
$=(1+20)^2015$
$=_{2015}C_0 1^{2015}\cdot 20^0 + _{2015}C_1 1^{2014}\cdot 20^1+$ $_{2015}C_2 1^{2013}\cdot 20^2 + \cdots + _{2015}C_{2015} 1^{0}\cdot 20^{2015}$
$\equiv 1+2015\cdot 20(\bmod 400)$
$\equiv 1+15\cdot 20(\bmod 400)$
$\equiv 301(\bmod 400)$
よって、求める答えは$301$
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さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は2015年茨城大学の問題を解説しました。
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今回は以上です。