今回取り扱う問題は1989年京都大学の問題です。
問題文を式で表すことができれば、あとは微分の基礎的な問題です。絶対に取りたいような問題でした。
それではさっそくやっていきましょう。
勉強おすすめアイテム
問題文
このとき、この箱の容積を$Vcm^3$とする。$V$が最大となる$x$の値を求めよ。
これから先は解説になります。 自力で解いてみたい方は、ここでいったんストップして挑戦してみてください。
動画で解説を見たい方へ
YouTubeでも本問題を解説しています。
動画での解説は下記より確認できます。
YouTubeでも数学・算数の良問や難問を解説しています。
良かったらチャンネル登録お願いします。 チャンネル登録はこちら
本問題を解く上での考え方・ポイント
問題文を式に表すことができれば、あとは微分して最大値を求めていけばよいです。直方体の体積$V$を$x$を用いて表していきます。
注意としては、定義域をきちんと考えることを忘れてはいけません。
解答・解説
解答
容器を作るためには、$x>0$ かつ $25-2x>0$である必要がある。
$\therefore \,$ $0<x<\frac{25}{2}$
容器の体積$V$について考える。
$V=(25-2x)(40-2x)\cdot x$
$=x(4x^2-130x+1000)$
$=4x^3-130x^2+1000x$
$f(x)=4x^3-130x^2+1000x$とおく。
$f'(x)=12x^2-260x+1000$
$=4(3x^2-65x+250)$
$=4(x-5)(3x-50)$
$f'(x)=0$のとき,$x=5$ $(\because \, 0<x<\frac{25}{2})$
$\therefore \,$増減表は下記の通り。
よって、$V$が最大となる$x$は$x=5$のとき。
受験勉強・予習復習にはスタサプ
自宅でトップ講師による授業を受けることができるスタサプ。
予備校に通わなくても、スマホで自分のレベルに合わせて授業を受けることができます。
6教科19科目に対応。共通テスト対策講座や志望校別対策講座も全て見放題です。
(僕も数学の学び直しで活用していますが、控えめに言って最高です)
無料体験もあるので、本気で成績を伸ばしたい人はぜひ。
※無料体験はいつ終わるか分からないのでお早めに
さいごに 数学の成績を伸ばすには自分に合った参考書が大事
いかがでしたでしょうか。
今回は1989年京都大学の後期第一問問題を解説しました。
数Ⅱの微分の基本的な内容なので満点を確実に取りたい問題でした。問題文をきちんと文字で置ければ、なんてことない問題です。
数学の成績を伸ばしたいと考えている方向けにおすすめの数学の参考書を下記でまとめています。
参考書はとにかく自分に合ったレベルのものを1冊やり切ることがとにかく重要です。
レベルに応じた参考書をやり切る→数学力が向上→レベルに応じた参考書をやり切る→・・・と取り組んでいくことで力がつきます。
レベル別におすすめの参考書をまとめているので、参考書・問題集選びの参考にしてもらえれば幸いです。
今回は以上です。