今回取り扱う問題は1998年東京大学大学の問題です。
愚直に計算しようと思うと、計算地獄になる問題です。
いかに工夫して計算するかが問われるような問題でした。
それではさっそくやっていきましょう。
勉強おすすめアイテム
問題文
の極大値と極小値の差が最小となる
これから先は解説になります。
自力で解いてみたい方は、ここでいったんストップして挑戦してみてください。
動画で解説を見たい方へ
YouTubeでも本問題を解説しています。
動画での解説は下記より確認できます。
YouTubeでも数学・算数の良問や難問を解説しています。
良かったらチャンネル登録お願いします。 チャンネル登録はこちら
本問題を解く上での考え方・ポイント
まず、極大値と極小値を持つための条件を確認しておきましょう。
極大値と極小値をそれぞれ求めて差を考えようとすると計算が煩雑になります。
今回問われているのは、極大値と極小値の差であり、わざわざ極大値と極小値を求める必要はありません。
極大値と極小値の差を出す上で計算を工夫します。
今回は2つの解法で解いていきたいと思います。
②積分の1/6公式を利用(推奨)
解答・解説
解法①:解と係数の関係を利用
解説
まず、極大値と極小値を持たないといけないので、極大値と極小値を持つ
3次関数が極大値と極小値をもつ条件は、
そこから、その極値の差について考えていきます。
解答
また、
極大値と極小値の差を
これに、
を代入して,計算すると
解法②:積分の1/6公式を利用(推奨)
解説
極大値
解答
極大値と極小値の差を
受験勉強・予習復習にはスタサプ
自宅でトップ講師による授業を受けることができるスタサプ。
予備校に通わなくても、スマホで自分のレベルに合わせて授業を受けることができます。
6教科19科目に対応。共通テスト対策講座や志望校別対策講座も全て見放題です。
(僕も数学の学び直しで活用していますが、控えめに言って最高です)
無料体験もあるので、本気で成績を伸ばしたい人はぜひ。
※無料体験はいつ終わるか分からないのでお早めに
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は1998年東京大学の問題を解説しました。
極大値と極小値の差が絡むような問題は1/6公式と非常に相性がいいです。
愚直に計算しては時間をかなり使ってしまうので、極大値と極小値の差ときたら1/6公式が使えないか疑ってみるのがいいと思います。
また、数学の成績を伸ばしたいと考えている方向けにおすすめの数学の参考書を下記でまとめています。

参考書はとにかく自分に合ったレベルのものを1冊やり切ることがとにかく重要です。
レベルに応じた参考書をやり切る→数学力が向上→レベルに応じた参考書をやり切る→・・・と取り組んでいくことで力がつきます。
レベル別におすすめの参考書をまとめているので、参考書・問題集選びの参考にしてもらえれば幸いです。
今回は以上です。