今回取り扱う問題は1995年名古屋大学の後期で出題された問題です。
積分方程式は主に2パターンあり、パターンを抑えれば解けるようになります。
ここを取れないと他の受験生と差がついてしまうので、しっかりと解けるようになっておきたいです。
それではさっそくやっていきましょう。
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問題文
これから先は解説になります。
自力で解いてみたい方は、ここでいったんストップして挑戦してみてください。
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本問題を解く上での考え方・ポイント
先述した通り、積分方程式には主に2パターンの問題があります。
②積分区間に変数を含まないもの
解答・解説
解答
$\displaystyle \int^{\pi}_{-\pi}f(t)dt = a $ $\cdots ①$とおく。
$f'(x)=\sin x + a$
$f(x)=-\cos x + ax + 1$ $(\because \,f(0)=0)$
①に代入すると,
$\displaystyle \int^{\pi}_{-\pi}(-\cos t + at + 1)dt = a $
$\Leftrightarrow$ $2\displaystyle \int^{\pi}_{0}(-\cos t + 1)dt = a $
$\Leftrightarrow$ $a=2\pi$
$\therefore \,$ $f(x)=-\cos x + 2\pi x+1$
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さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は1995年名古屋大学の問題を解説しました。
積分方程式の積分区間に変数を含まない問題は頻出なのでしっかり取れるようになっておきましょう。
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参考になれば幸いです。
今回は以上です。